IPoEとPPPoEの併用
サーバーを公開するためルーターを準備します。
IPv4(PPPoE) over IPv6(IPoE)接続によってインターネットも高速通信となりました。この高速通信を利用してサーバーを公開できれば良いのですが、しかし、v6プラス(IPoE)の場合は利用可能ポートがそれぞれ割り当てられているため任意のポートを開放できないのです。
ネットワークカメラとか特定の相手とのオンラインゲームでは良いのですが、不特定多数に公開するサーバーでは残念ながら利用することができません。
そこで、VPSをレンタルするとか、PPPoEに戻すとか、固定IPにするとかいろいろ考えましたが、
・VPSをレンタルすると月々のレンタル料がかかる
・折角早いIPoEから遅いPPPoEにわざわざ戻す?
・固定IPも月々お金がかかる。そもそもIPoEで固定IPってできたっけ?
という事で却下。
お金をなるべくかけないで運用しようと始めたことなので、一番お金がかからず効率のよいIPoEとPPPoEを併用することとしました。
当初、ドコモ光+GMOでしたが我が家の環境では併用不可だったため、ブロバイダ変更料がかかりますが、しょーがない、ドコモ光+BIGLOBEに変更することにしました。
ちなみに、こちらのサイトでIPv6の利用可能ポートを調べることができます。また、我が家のブロバイダーから送られてきた、NEC WG-1200HP4では利用可能ポートが確認できます。
LANの構成
HGW配下にルーター2台を並列接続します。直列接続の仕方もありますが、その場合HUBは不要です。並列接続のほうが簡単だと思います。
ルータが2台ありますのでゲートウェイも2つ存在します。
- IPoE用ルーター NEC WG-1200HP4 192.168.10.1 ブロバイダーから送られてきたもの
- PPPoE用ルーター BUFFALO WZR-900 DHP2 192.168.10.2 昔使っていた古いもの
- サーバー 192.168.10.10
- DHCP 192.168.10.101~
- PPPoEでネット接続する場合 192.168.10.20等固定IP ゲートウェイをPPPoE指定
ルーターのLAN端子同士を接続することにより同一ネットワークになります。サーバーが乗っ取られたときのことを考えると、切り離しておいたほうが良いのかもしれません。
PPPoE側のゲートウェイを使用して、サーバーにドメインでアクセスするとルーターのログイン画面が表示されます。クライアントのhostsファイルにホスト名とIPアドレスを追記することで回避できます。
PPPoEの設定
IPoEのルーターは送られてきたままのデフォルトの設定です。
PPPoEはブロバイダーから送られてきたユーザー名とパスワードを登録します。IPoE側のDHCPを有効にしているためPPPoE側のDHCPはオフにします。
BUFFALOのルーターは、インターネット側MACアドレスが「デフォルトのMACアドレスを使用」で設定されています。ここを「手動設定」にしてMACアドレスを変更します。変更しないと最初は良いのですが、しばらくするとインターネットに繋がらなくなります。
変更の仕方はMACアドレスの末尾の文字(数字)の次の文字(数字)がwi-fiで払い出されるため1つ前の文字(数字)に戻して入力します。
例えば末尾がDだったらC、5だったら4というような感じです。